木を扱っています。といっても漠然と、,,,

自分の写真
nagoya, aichi, Japan
1956年、名古屋産、工学系、我関せず、刳るものは拒まず去る者は追わず、淡々、

2008年11月20日木曜日

樹皮処理の関心

木の皮の処理をどうしましょう、と言うテーマです。そのまま燃やしても良いのですが、大規模設備と量産ならそれでも良いのですが。中小の工場や、町村単位での処理だと、つまりその、みじかな物は身近で処理したいと、地産地消という、アレですわね。

ペレット、オガライト、ブリケット。夏場から造ってストックし、冬場にみんなが使ってくれれば、それは回っていくのであって。

樹皮IMG_2662 

杉樹皮。機械で皮を剥いて、さらに粉砕器で処理している。しかし、ペレット、ブリケットなどには更に細かく粉砕しなくてはならない、らしい。そして乾燥。そう言った原料ができると、ペレットなりブリケットは木材より比較的容易にできる。形だけはね。

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上記はオガライト工場。オガライトはスクリューで押し出す。熱も外から200度近く加えている。一方ブリケットは、熱は不要でシリンダーで押し出す。ペレットに近い。

オガライト  P1000335s

オガライトは、比重が高く(1.2g/cm3)上質の木炭にできる。右は炭の完成。800度くらいまで上げる。備長炭として、機能上は規格をクリアしている。

薪とブリケットの役割分担は、人がいる時は、薪をくべる手間と炎を楽しむ。寝る時にはブリケットを入れて一晩くすぶらせる。炭も同様に、炎が出ず、一定の高い温度を継続して使えるところが便利だ。

オガライトの真ん中の穴は何だ?答えはスクリューの軸の穴だ。蒸気を逃がしたり温度の均一性を保つ役をしているという。炭に焼く時に均一に熱を熱を通し、割れや変形を防ぐという。

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皮ペレット、剪定枝をペレットストーブで燃やすと赤々と燃えたまま、形が崩れない。あとにそのまま固まってクリンカが残る。全木ペレットを燃やす時、灰は粉になる。クリンカは電動式自動灰出し機能を詰まらせる。

これも私の仕事。

東浦町 於大公園 間伐材ベンチ

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愛知県東浦町於大公園に、Foeジャパン、森のプレゼント事務局は、豊田自動織機(株)からの環境貢献事業により、杉間伐材ベンチを寄贈しました。

身近にある資材をきちんと使って行こう。足りないところは補って行こう。環境や他の生物ではなく、未来のわれわれの子孫のための行動だと、思います。

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  手を掛けて愛着を育むこと。

いつかは捨てられますが、惜しまれて捨てられるようになって欲しいと、願います。

2008年11月10日月曜日

エライ本を見つけて、、、 古本写真

古本屋で写真集(冊子)を買った。タイトルが、”岩波写真文庫 愛知県”、発行年1957年とある。私の産まれた翌年。つまり、冊子編集時間を引くと、”私が産まれた年の写真”という事になる。ふーん、犬も歩けばオヤジも歩く、という諺(?)とおり、棒に触れるものだ。

http://picasaweb.google.co.jp/toshinomorikobo/1957?authkey=VV9jAH1yx6Y#

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(こういうモノの著作権は、何年だろう? しかし、ネット上は想定外で、法がないかも?)

名古屋のミシン、紡績工業は日本一と言うし、瀬戸も日本一。守山市があって、自動車産業は、挙母市が日本一。守山市は現守山区。挙母市は豊田市になった。織機工場がが刈谷にあった。

あれから、50年かあ。半世紀、都会と田舎という違いじゃないよな。別世界だなあ。

2008年11月1日土曜日

尾頭のクス 終章

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そこには森があった。森と空の中に、点々と家があった。クスノキは森の一部に過ぎなかった。いろいろな生き物の中の、たんに一つに過ぎなかった。

幾度となく時の波が寄せては、いろいろなものをさらっていった。木々をさらい、獣をさらい、草花をさらい、鳥をさらい、虫をさらい、空をさらい。そして、人が押し寄せ、田畑が押し寄せ、道が押し寄せ、家が押し寄せ、やがてアスファルトとコンクリートがあたりを埋め尽くした。

人と森と住処が遠のき、樹への親しさが遠のき、頼る人、祈る人が遠のいた。

やがて、大きなクスノキは、いらなくなった。

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憩う場所が欲しかった。あれを妄う場所が要る。

あの樹の跡へ、この木を置こう。

木陰に似合うと思ったけれど、そこはまぶしい。